プロジェクト報告 : 「御茶ノ水駅臨時改札口シャッターデザイン」

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CDLAB TOKYO2つ目のプロジェクトとして取り組んだ「御茶ノ水駅臨時改札口シャッターデザインコンペ」ですが、Miho Kobayashiのプランが実際にシャッターになることがこの度決まりましたので、ご報告です。
※なお、以下の文章はMiho Kobayashi本人によるものです。そういうことです。

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小林、当時を振り返る。

「いまでも、思い出すと胸がドキドキする時間ですね…。
大学院からは私たった1人に対し、他のプレゼンテーターは全員スクール生。
1日24時間制作に時間を使っているような化け物達です。
プレゼン直前まで仲の良いスタッフさんが気を利かせてそばにいてくれましたが、
その心遣いもプレゼンルームを見ると緊張を増幅させてしまい、1人戦場にいる気分でした。」

「プレゼンが始まる直前、私のスマートフォンから気の抜けた音が鳴ったんです。
恥ずかしいと思いながらも確認すると、教授と仲間からのエールで…
「負けられない。」
そう思ったら何も怖くなかったですね。
自分の考えた、自信のあるプラン。自分に出来るプレゼンテーションを聞いてもらうだけだと。」

「メールで結果のお知らせを頂いたとき…授業中だったんですけど、
正直実感が無かったせいか小さい声で「わー」と言っていました。
嬉しいとか、すごい!とか、ああいった感情は少し客観的に見れないと感じられないんだと初めて知りました(笑)

授業が終わってから携帯を見ると教授がたくさんメッセージを送ってくれて、
帰り道にあるシャッターを見て少し泣けました。
一緒に喜んでくれる人がいて、この場所が私のデザインになる。
これ以上の幸せはありません。これからもやるべき事があるので、頑張っていきたいと思います。」

そういって小林は目を潤ませた。

<完>

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実際にシャッターになり、御茶ノ水駅を使われるみなさまにお披露目できるのはもうちょっと先ですが、制作過程を随時ご紹介しますので、お楽しみに!