映画館という場所の特殊性 : イケコミ from CDLAB TOKYO(2014.6.11)

「イケコミ」は「イケてるコミュニケーション」の略です。念のため。

「よそ見運転危ない」のクリエイティブはこういう名作があって、それに比べるといろいろと疑問が残る(映画館なのにケータイの電源入ってるの? とか、抑えられてるアングル的にカメラ多すぎだからさすがにヤラセっぽすぎない? とか。)出来ではあるものの、ある程度以上の人数がいることによってその場の空気みたいなものを作れているのがいいんだろうな、と。今回みたいに狭域ネットワーク使うなり、ほかにもテクノロジーでテコをかけてあげることで、シネアド(っていうと「枠」みたいな感じがするけど、もうちょっと広義で)はまだまだやれることたくさんあると思います。

そして、映画館を使った名作といえばこれ。

日常に近いところだけど非日常、決して狭くない場所に見知らぬ人と同居するなんとも言えない(不快、とも言えない)感覚、2時間なりを共にするという共有感、映画を観るという極めてクリアな目的(裏切りやすい)などなど、概念を転化して描くとユニークになりそうな素材がたくさん集まっておりますね。