人の感情の「動き」をコントロールする : イケコミ from CDLAB TOKYO(2014.6.12)

「イケコミ」は「イケてるコミュニケーション」の略です。念のため。

人間の心理の動きを上手く使ってる良いケース。嫌悪感(子どもがタバコ吸う)から納得感(タバコは悪いこと)、最後のオチで「考えさせる感」(なぜ自分のことは大切にしないのか)と、余程のひねくれ者でない限りはその流れにスーッと乗ってしまうこと請け合い。こういう設計がコンスタントにできるようになるとよいですね。ちょっと種類が違うかもしれないけど、例えば、

スポーツドキュメンタリーよろしくシリアスに「高く、高く(飛ぶんだろうな)」と我慢させておいて、一気に「ない」で落とす手法。伝えたいのは安い(高くない)ことの1点で、例えば回線の品質がどうのとかそういうことを言わない意思決定をしてるからこその作品。正直羨ましいし、正直あんまり効かないと思う。検索はするのかな。

名作中の名作。ものすごい不安にさせておいて、一気に解放するという点においては上の「高く」と同じ構造。動かす感情の種類が違うっていうだけの話。緊張と緩和をうまくデザインすることが大事でございますな。